Interview 04

チームプレーで、膨大な入試情報を
ミスなく正確に届ける
教育情報センター 
螢雪臨増編集グループ
小平 智史

2010年入社。入社以来、ライセンス事業のコンテンツ制作や営業、塾受託商品の制作など様々な部署で経験を積む。2022年より現職。

2010年入社。入社以来、ライセンス事業のコンテンツ制作や営業、塾受託商品の制作など様々な部署で経験を積む。2022年より現職。

今、どんな仕事をしていますか?
大学受験情報誌『螢雪時代』の編集部で働いています。『螢雪時代』には月刊誌と、年7回刊行の「臨時増刊」があり、私は「臨時増刊」(以下、「臨増」)の編集に携わっています。「臨増」は日本全国の大学等に関する情報を集約したデータブックです。扱う情報量は膨大で、データの種類も学部・学科、入試、学費、就職状況など、多岐にわたります。

雑誌編集者というと、目新しい企画を考えることに日々邁進するイメージがあるかもしれません。そういう面もなくはないのですが、「臨増」の業務ではどちらかというと、踏むべきプロセスを正確に踏み、膨大な情報をミスなく処理していくことが重要になります。そのコンテンツの膨大さゆえに、制作では社内外の多くの方々の協力を仰ぐことになるため、個人プレーよりもチームプレーの側面が自ずと強くなります。
仕事において、「学び」が役立った経験を教えてください
大学で英語の文献を読んでいたことは、以前配属されていた部署での英語教材の編集業務に役立ちました。その部署で周りの人たちから教わった編集の基礎は、いま、雑誌編集の仕事をする素地になっています。現在は日本の大学や入試制度についての情報が日々耳に入ってきますが、これもまた、いつか思いもよらないところで役に立ちそうです。

いわゆる「学び」とは少し違いますが、自分が旺文社に就職するときは、学生時代に趣味で描いていた絵が役立ちました。当時の新卒採用の応募書式には、イラストでも何でも描いていい、フリースペースの自己PR欄のようなものがあったのです。よいことばかりなのかはさておき、過去の経験というのはことさら役立てようと意気込まなくても、意外と「役立ってしまう」ものなのだと感じます。
将来、仕事を通じて実現したいことはありますか?
アウトプットの質を保ちつつ、より合理的・効率的に物づくりができる仕組みを考えたり、業務プロセスを改善したりすることです。編集をしていると「最後は自分がぎりぎりまで頑張ってどうにかすればいいや」と半ば無意識に考えてしまうことがあるのですが、ぎりぎりで頑張っても取り返せないものはありますし、関係者に迷惑をかけてしまうこともあります。そうならないためにも、同じプロダクトに関わる社内外の人たち(自分も含む)が気持ちよく、そして無理なくものづくりができるような、よい方法を考えていきたいです。
働く上で、テレワークやフレックスは活用していますか?
前の質問では働き方改革じみたことを言っておきながら恐縮ですが、現在は基本的にテレワークはしていません。業務上、紙の資料をしばしば扱うことや、自宅の作業環境、周囲とのコミュニケーションなどいろいろ考え合わせた結果、主に出社して働いています。

フレックス制度は活用しています。午前10時から午後6時を基本の仕事時間と決めていますが、用事の都合で柔軟にずらすことができるのでありがたいです。
旺文社で働く「セールスポイント」を教えてください
「学ぶ人を応援する」という点で、事業に一本筋が通っている点です。自社の商品やサービスに共通する「根っこ」のようなものが見えていることは、どの部署に配属になってもそれなりに納得できるという安心感につながっていると思います。