Interview 01

読者のニーズを探り、
「学び」のお手伝いを
第一書籍出版部 
学参編集第二グループ
内山 嘉子

2008年入社。入社以来、デジタル教材用のデータ制作やコンテンツ制作、著作権処理などライセンスビジネスを長年経験。2018年より現在の学習参考書の編集部に異動。

2008年入社。入社以来、デジタル教材用のデータ制作やコンテンツ制作、著作権処理などライセンスビジネスを長年経験。2018年より現在の学習参考書の編集部に異動。

今、どんな仕事をしていますか?
編集部で書籍編集をしています。現在の担当は、小中学生向けの算数・数学・理科の参考書、高校の物理・地学参考書などです。私は大学時代の専門分野が理系だったので、今は自分の専門に近い書目を担当させてもらっていますが、過去には英語の教材や第二外国語の書籍の制作にも携わりました。

編集部では、書籍の企画立案から刊行までの制作業務を行っています。企画時には、市場の動向や読者のニーズを探りながら、売れる本にするべく書籍内容の検討を行います。実際の制作に入ると、著者や編集プロダクション、デザイナーなど、社外のさまざまな方とやりとりしながら進行管理していきます。もちろん、自分で原稿やゲラのチェックもします。また、シリーズものの刊行物の場合、社内の各教科の担当者をとりまとめるリーダーを任されることもあります。

こうして書籍が完成して見本が届くと、いつもほっとした気持ちになり、ようやくできた!という嬉しさが込みあがります。
仕事において、「学び」が役立った経験を教えてください
学生時代の「学び」でいうと、やはり研究室で過ごした経験から得たものが大きいと思います。文書の作成や資料のまとめ方など、研究室のボスにたくさん指導されたので、とくに入社して間もないころは役立ちました。

社会人になってからは、日々の業務で常に何かを学んで、それをまた別の業務に活かす……の繰り返しです。入社してからしばらくはデジタル部門に所属していて、学習アプリ開発などに携わっていたのですが、編集部に異動して最初に担当した「高校入試ターゲット」シリーズの一問一答アプリ制作では、以前の部署で経験した知識やスキルを活かすことができました。
将来、仕事を通じて実現したいことはありますか?
やはり、世の中の「学び」で困っている人を手助けすることです。自分が担当した書籍で「受験に合格できました!」と言われたらもちろん嬉しいのですが、それにとどまらず、もっと広い視点で「学び」のお手伝いができたらと思っています。
働く上で、テレワークやフレックスは活用していますか?
保育園に通っている子どもがいるので、どちらの制度もフル活用しています。保育園からの急なお迎え要請や病院受診などがあるので、フレキシブルに働けるのはとても助かっています。私の家庭は共働き子育て世帯で、頼れるじいじばあばも近くにいないので、テレワークとフレックスは非常にありがたいです。また、テレワークで通勤時間がカットできるぶん、子どもと過ごす時間を増やせるのも嬉しいです。

とはいえ、出社が必要なときもあります。書籍は紙の製品なので、出社して実際の印刷物を確認することも重要です。校了前のチェックなどを中心に、ゲラの発送・受領(最近はPDFでやりとりすることもあります)や、重版対応などで出社しています。時期にもよりますが、ここ半年の出社率は2~3割ほどです。
旺文社で働く「セールスポイント」を教えてください
まわりのすばらしい仲間に囲まれて一緒に働くことで、自分も成長できる、という点です。編集部では、著者やデザイナーさんなど個人とのやりとりが多いので、気遣いのできる人、相手の立場でものを考えることができる人が多く、自分もいつも見習うことばかりです。

ほかにも、バリバリ仕事をこなす人や、専門的な情報に詳しい人など、さまざまな能力を持った社員がいて、日々刺激になっています。

Activity

直近の夏休みは家族で北海道へ行きました。