Interview 07

編集とは、本という舞台で
人の力を組み合わせる“演出家”
第二書籍出版部 
ELTグループ
廣川 瑶己

2023年入社。専攻は中世日本文学で、将来の夢は自分の短歌集をつくること。英語に自信はなかったが「だからこそ逆に」今の部署を志望。

2023年入社。専攻は中世日本文学で、将来の夢は自分の短歌集をつくること。英語に自信はなかったが「だからこそ逆に」今の部署を志望。

旺文社に入社を決めた理由は何ですか?
もともと本が好きで、現代文・小論文の答案添削アルバイトを天職かも……と思うくらいに文章の推敲も好きだったので、就活の際に出版社はいくつか受けていました。

ただそれ以上に、大学進学と同時に上京してきた自身の経験から、地方と都市の教育環境の差にも関心がありました。そのため旺文社の掲げている「いつでも、どこでも、誰でも、学ぶことができる世の中へ」という言葉があまりにも自分の心にフィットし、働くならここがいい! と思ったのが入社を決めた理由です。
今、どんな仕事をしていますか?
ELTグループ(英語の資格試験受験者のための本・Webサービスを扱うグループ)に所属し、主に書籍の編集に携わっています。今は先輩に教わりながら英検対策書の編集を担当しています。

「編集者」と一口に言っても出版社の規模や本のジャンルによって仕事内容は異なるはずですが、私は「編集とは、多くの人の力を借り、それらをうまく組み合わせていく仕事だ」と思っています。著者、編集プロダクション、録音スタジオ、デザイナー、組版所、印刷・製本所、社内の営業やアプリ・webサービス担当者などさまざまな人と関わり、中心となって本をまとめあげていく仕事だからです。
入社後、嬉しかったことややりがいを感じたことを教えてください
やはり、自分の担当した書籍が街の書店に並んでいるのを見たときは嬉しかったです。自分の担当書籍ではないですが、旺文社ELTグループの書籍が地元の書店で売られているのを見たときも非常に嬉しくなりました。日本全国の書店に自分の関わった本を置いていただけて、多くの人にそれを役立てていただけるということに、やりがいを感じます。
将来、仕事を通じて実現したいことはありますか?
どのような人でも、どんな環境で生まれ育っても、質の高い書籍と出会うことができ、その一冊から「学び」を得て人生を豊かにすることができる……なんだか大風呂敷を広げているような気もしますが、私は仕事を通じてそんな人を一人でも増やしたいです。

具体的には、都会の有名な先生に習いに行かなくても一人で勉強ができ、テストの点数が上がるだけではなく視野が広がるような参考書を作りたい、そして、多くの人がその本に出会いやすくなるような環境づくりに取り組みたいと思っています。
旺文社で働く「セールスポイント」を教えてください
旺文社には、穏やかに見えるけど実は個性的、かつ協調的な人が多いと感じています。「居心地よく働くこと」と「面白い人から刺激をもらえること」が共存しているのがセールスポイントではないかな、と思います。